Trois Arbres（トロワザルブル） とはフランス語で三本の樹の意味です。2024年に頼朝圃場でピノグリ、シュナンブラン、シャルドネを同時に収穫し、混醸しました。ピノグリは糖度もピークに達しよく熟しており、シュナンブランはやや若めの状態でしたが溌剌とした酸味が特徴、シャルドネはちょうどいい熟期でした。この三つのバラエティを織り交ぜることでしっかりしたボディと香り、酸味のバランスが絶妙です。さらにシュールリーをおこなうことでふくよかなフレーバーと、酵母由来の大根おろしのようなほろ苦さも感じられる仕上がりとなりました。アジやサンマといった焼き魚のすだちやレモン添え、またセビーチェやカルパッチョにも良く合う、南房総らしい白ワインです。